「つながらない生活」「ネット安息日」

今日、本屋に行くと「つながらない生活」という名前の本が目に飛び込んできました。ちょっと手にとって読んでみたけど、入口近くで寒かったので買わずに帰ってきました(笑)。

でも気になったので家に帰ってからネットで検索してみました。自分の予想通りの本のようです。以下、アマゾンの【本書の概要】から抜粋です。

「メールやブログにくわえ、ツイッターやSNSなど、わたしたちのネット空間での「つながった」生活はどんどん忙しくなるばかり。
スマホは手放せないし、タブレットは便利だけれど、果たして私たちの生活はこうしてつながり続けることで豊かになっているのか?
誰もが感じている「常時接続社会」の矛盾。じつはギリシャ時代にも同じような悩みがあった。
21世紀の「つながりすぎ」の悩みに、古今の賢人の知恵でこたえる、ユーモアにあふれた実践的テクノロジー論。」


そしてさらに調べていると「ネット安息日」という言葉も出てきました。

これは日本経済新聞の2月7日の春秋に出ていた言葉で、興味深かったのでこれも下に抜粋してみます。
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE1EAE4E3E5E7E2E2E2E5E2E0E0E2E3E09F9FEAE2E2E3?n_cid=DSANY001

「金曜夜の就寝時から月曜朝まで、自宅のパソコンをネット接続から切り離したらどうなるだろう。米国の元新聞記者が、家族とともにそんな実験に挑んだ。電話での会話や執筆、テレビ視聴は可能だが、ネット検索やメールは使わない。

▼実験初日。ネット経由の映像や音楽などを欠いた我が家は、他人の家のようによそよそしかったと体験記「つながらない生活」に書く。見慣れた風景のはずなのに現実感は乏しく、部屋は静まりかえって感じられ、見るものには生気がない。思いついた疑問も天気予報もすぐには検索できず、ただ不自由を嘆いた。

▼数週間後、変化が訪れる。パソコンに「へばりついていた心」が引きはがされ、家族水入らずの時間がよみがえる。本に向かいじっくり物事を考える習慣が戻る。ネット不在の週末が楽しみになると同時にデジタル機器の有益さも改めて理解。ネットとは自分で適切な距離を取らなくてはいけないとの結論に至る。

▼交流サイト大手の上場計画が話題を集め、高機能携帯電話の使い過ぎで通信網がパンクする。ネット環境はもはや生活や仕事に不可欠だが、すべて便利過ぎるものには注意が要る。米国では右のような「ネット安息日」を設ける人が増えたと先月の本紙記事にある。これもネット先進国ならではの知恵か。」



うん、確かに最近の僕は毎日必ずネットに接続している気がします。流行りのスマホはまだ持っていないので専ら家のパソコンからですが、仕事から家に帰ったら電源をポチ、休みの日は起きたら電源をポチっとやっています。

で、何をしているのかというと、メールをチェックして(と言っても、ほとんどがくだらない広告メールなのでそれを削除して)、Yahooニュースで阪神タイガースの記事をチェックして、Facebookをチェックして、ミクシィをチェックして、気になることを検索して、とそんな感じ。

でもこの「つながらない生活」「ネット安息日」、すごく気になります。
思えばカメルーンでは、最初の半年くらいはネットはおろか電気すらもない生活でした。電気がないのは正直不便で、ランプやろうそくでは本を読んだりも難しく、夜の7時以降は何もすることがない生活でした。
では何をしていたかというと、よく色々と考えていました。暗がりの中、考えをノートにまとめたりしていました。

続いて、ネットはないけど電気はあるところに引越しました。すると、パソコンが使えるようになるのです。そこで何をしだしたかというと、隊員間で貸し借りしていたDVDを見るようになりました。時間を無駄に使うようになって、正直、考える時間は減りました。

そして今、電気もネットも何でもある日本で生活していて、特に何をすることもなく、ついついネットに接続している自分がいます。

毎日ネットに接続していて、いいこともあります。Facebookなどでは普段会えない友達とつながりが持てたりして、みんなの投稿を見るのも楽しいし、昨日は誕生日だったので、多くの人から「おめでとう」と書き込みをもらいました。これも毎日接続しているからチェックできたのです。

でも、ネット安息日を設けてみるのも面白いかもしれません。僕の場合、パソコンでネットをしているので「パソコン休息日」となるのかもしれませんが。幸い、土日に家で仕事をすることもほとんどないので、パソコンを起動しなくても特に困りません。

カメルーン時代の、ネットも電気もない生活に戻る必要はないと思います。でも常時接続もどうかと思います。便利なツールなのだから利用すればいいのだけど、距離を保つのも大切かもしれませんね。

幸いにして、まだスマホを持っていないので、週末にネットに接続しない生活は簡単にできそうです。来週からやってみようかな。



さて、このブログも思えば今年初投稿。
だんだんと更新頻度が減ってきています。理由は、上に書いたように考える時間が減ってきていることも1つでしょう。何することもなく、日々があっという間に過ぎていきます。また、ツイッターで簡単にその日のことをつぶやくので、あとでまとめてブログに書くこともしなくなったことも1つ。そして、「協力隊後」というテーマでやってきたけれども、いつまでも「協力隊後」ではないし、今は新たなステージで新たな目標に向かっているので、このブログに合うテーマの出来事が日々の中であまりない、ということもあります。
なので協力隊のことは一旦この辺りで一区切りを付けて、もっと幅広いテーマのことを書くブログを新しく始めようか、などと考えています。まあ、もうちょっと考えてみます。

この記事へのコメント

  • SOLOLA

    初めまして、SOLOLAというアフリカ工芸ブランドを主宰しているものです。
    現在、私はガーナ北部でJOCVさんのいらっしゃった生産グループとものづくりを行っております。
    以前からカメルーンのバミレケ族の藍染め布に興味を持っており、生産者や産地を訪ね、良い出会いがあれば製品開発や取引を共に行いたいと思っております。
    しかし情報を集める事がなかなかできておりません。
    その布を作る産地、部族が住むエリア、布を売っていそうな場所などどんな情報でも構いませんのでお心当たりがあれば教えて頂けませんか?
    また、もしお知り合いにカメルーンの工芸情報に詳しい方がいらっしゃいましたら、ご紹介頂く事はできますか?
    ぶしつけなお願いで申し訳ありません、もしご連絡頂ける様でしたらHPの記事コメント欄(承認制なので私だけ閲覧可です)またはメールアドレスまでお願い致します。
    2012年04月20日 21:37