2010年04月29日

タロウとシロのその後(Les nouvelles de Taro et Shiro)

いきなり家を追い出されたタロウとシロ。タロウは首都のヤウンデへ、シロは近所の家へ。

昨日、平憲兵がヤウンデの実家から帰ってきました。「タロウはどう?」と聞きました。すると、「いろいろと考えたけど、タロウを連れていくのはやめたよ。今はシロと一緒に近所の家に住んでいる」とのこと。

聞くと、まずシロを100mほど離れた同僚の憲兵の家へ引き渡したのですが、シロはすぐに家を飛び出し藪の中にこもったのだそうです。元々、シロは怖がり屋でタロウに比べたら人懐っこくありません。藪でミャーミャー鳴いていたそうです。次の日の夜、平憲兵が夜中にトイレに起きるとタロウが扉の前に座っており、扉を開けると一目散に外に飛び出していったのだそうな。そして次の日の朝、憲兵の家の近くの藪の中に2匹でいたそうです。これを見て、「2匹を引き離すのはやめよう」と思ったとのこと。

僕は猫に詳しくありませんが、この1ヵ月見ていると、猫は犬みたいに遠くへは行かないし、特に知らない場所は怖がって行きません。初めて外に出た日などは本当にビクビクしていたし、次の日は隣の木まで恐る恐る行ってみて、その次の日はその少し先の藪まで行ってみて、という風に、用心深く自分の行動範囲を広げていくという感じでした。100mとは言えども、いきなり初めての場所に一目散にかけていくなんて考えられません。遠くで鳴くシロの声が聞こえたのでしょう。強い姉妹愛ですね。

ということで夕方、その近所の家に様子を見に行きました。すると、僕の姿を見て、藪の中から出てきてくれました! タロウとシロ、2匹とも元気で、ミャーと鳴いて寄ってきました。買ってきた魚の干物をあげたら大喜びで食べました。

tarouetshiro1.jpg

しかし、思ったより動物は強いですね。新しい場所にもすっかり慣れたようで、食べ終わったら僕のことなんかお構いなしで虫などを追いかけまわして2匹で元気に遊んでいました。でもとりあえず一安心です。またちょくちょく様子を見に来ようと思います。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

体と頭と(Le corps et la tête)

今日は隣村のとあるグループと活動の日。

朝8時前に家を出て、8時半に到着。それからまずはグループメンバーの畑を見に行きました。このグループは農業と畜産を融合させたプロジェクトをやりたいと言っています。まず、農業としてはトウモロコシと大豆を育てて、そして豚と鶏を飼い、その餌にすることで餌代を浮かすというもの。

karadatoatama1.jpg
こちらトウモロコシ畑の様子。きれいに整備されています。

午前中に4つの畑を見て回り、少し休憩して午後からはこのプロジェクトを始めるのに、どれくらいの出費がかかり、どれくらいの収入があるのかという見積もりを計算しました。あーだこーだ言いながら計算して、結局終わったのが午後5時。そして家に帰ったのが6時でした。

午前は森の中を歩き回って畑を訪れ、午後は頭を使って、いやぁ、ぐったりです。かなり疲れました。でも、いっぱい仕事をしての疲れなので、心地よい疲労感です。今日はゆっくり寝ます。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

国際協力専門員の本を読んで(La revue du livre ’’Kokusai-kyouryoku-senmonin’’)



先日、JICA事務所より借りた「国際協力専門員」(林俊行編、2008年、新評論)という本を読みました。

JICAには国際協力専門員という肩書の職があります。あまり聞きなれないですよね。僕もこの本を読むまで知りませんでした。

JICAは世界各地で援助の仕事をしているわけですが、実際に誰がしているのかというと、専門家、すなわちその道のエキスパート、プロを派遣してその仕事に当たってもらいます。例えば、マリで砂漠化防止の植林プロジェクトがあるとすると、植林の専門家や村落開発の専門家などを派遣して、現地でプロジェクトをやってもらうわけです。まあ、単純に書くとこんな感じ。

で、この専門家とはJICAの職員ではなくて、多くは外から招へいします。でも常に外から招へいするのではなく、JICAにも専門家が所属しています。それが「国際協力専門員」なのです。

彼・彼女らは世界各国で任に当たります。そんな開発援助のプロである国際協力専門員12人が、それぞれの生い立ちや国際協力専門員になるまでの経歴、そしてどんな仕事かを書いてあるのがこの本。全然難しくなく、12人の熱い気持ちが伝わってきて、とても面白かったです。僕も45歳ぐらいになってこの職業に応募できたらなと思いました。とても憧れます。

面白くて読みやすいので、国際協力のことがよく分かる1冊です。援助関係者でなくてもお勧めの1冊です。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

突然の別れ(La séparation soudaine)

長くかかりそうだった歯医者は2回目の今日で無事に終了。まあ無事と言っても、何か痛いし、噛み合わせも悪いので、日本に帰ったらちゃんと歯医者に行こうと思いますが。。。


家に帰ると、電気は戻っていましたが、憲兵の飼っていた子猫がいません。僕は憲兵2人と一緒に1つの家に暮らしていますが、その憲兵は1人が平憲兵で、1人がこの地域の司令官です。子猫は平憲兵が買ってきたのですが、買い出してから1ヵ月以上たった今になって急に司令官の方が子猫に怒り、「ここは俺の家だ。猫は嫌いだ。追い出せ」と言い出したため、平憲兵は2匹の子猫をやむなく知り合いや実家に引き渡すことに決めました。彼はすごく寂しそうでした。今日、彼は家にいないので、おそらく首都の実家に預けに行っているのでしょう。

今回のことは共同生活だから起こる問題。1ヵ月前、首都での送別会から帰るといきなりいた2匹の子猫。僕は動物が好きだから問題なかったけど、世の中には猫アレルギーの人もいるし、司令官は動物嫌いなので前からあまりよく思っていなかったようです。共同生活なのだから、「猫飼いたいけどいい?」とまず聞かなかった平憲兵も悪いですね。

でも今になっていきなり追い出すのもひどいこと。しかも理由が「夜中にうるさくて寝れない」。全然そんなことない。猫は夜行性だけど寝ている時が多いし、猫足忍び足なので2匹でじゃれ合っていても全然音を立てないし、鳴き声も全然うるさくない。2匹はここの生活にもすっかり慣れて、すくすくと元気に、そして2匹で楽しそうに毎日暮らしていました。2匹で遊んでいるうちにお互いが離れて見えなくなると、ミャーミャーと鳴いてお互いを呼び合う仲の良い2匹。ペットというのは元々人間の都合で動物を飼うものですが、飼うなら飼うでやはり最後まで責任を持たないといけません。いきなり2匹は離されて、住む場所も食べる物も急に変わる生活になります。かわいそうです。

タロウ、シロ、これからもどこかで元気に暮らしていくことを祈っています。1ヵ月とちょっと、本当にありがとう。

totsuzen1.jpg
仲良く一緒に寝る2匹。4月22日の写真。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月25日

帰国準備もボチボチと…(J’ai commencé la préparation pour rentrer au Japon petit à petit)

帰国まで2ヵ月を切りました。帰国のフライトも正式に決まりました。

****************************************
スイス・エアラインズ利用
6 月 22 日(火)21:00 Yaoundé発
6 月 23 日(水)06:25 Zürich着
6 月 23 日(水)13:00 Zürich発
6 月 24 日(木)07:50 Tokyo(Narita)着
****************************************

帰国後は3日間の帰国研修があります。活動報告や健康診断、進路相談などです。これが25日(金)、28日(月)、29日(火)で週末を挟むため、東京の滞在が計5日間となります。カメルーンの農村から世界屈指の大都会TOKYOへ。大丈夫かなぁ…。


さて、この日は3月末にカメルーンに来たばかりの新隊員のT君(村落開発普及員)が僕の村を訪れてくれました。実は今、新隊員はフィールドトリップの真っ最中。フィールドトリップとは、初めて首都のヤウンデを出て、自分の任地へ行き、関係者にあいさつをし、任地の生活状況(病院の有無とか、蛇に噛まれた時に薬があるかとか、店では何が買えるかとか)を調べてくるものです。22日(木)から3泊4日ですが、最後の土日は時間があれば先輩隊員の任地を見学してもよいことになっているので、それを利用して来てくれました。

村を見学した後、僕も用事があったので彼と一緒に首都に上がりました。首都では今回の新隊員6名と初対面。フィールドトリップを終え、「これから2年間、がんばるぞ」という気合というか、初々しさ、元気よさを感じました。みんなそれぞれ、どんな2年間のドラマが待っているんでしょうね。楽しみです。一方の僕はいよいよ帰国の準備。ちょっと前にカメルーンに来たと思ったのに、いやはや、時の流れは早いものです。


フィールドトリップと言えば、2年前の僕の時は、数々の精神的ショックを受け、帰ってきてから熱を出して寝込み、赴任日の前日にもまた熱を出して寝込み、赴任が一週間ずれたということがありました。当時は真っ暗闇に覆われたようなそんな心境でした。「世界中に数ある村落開発普及員の要請の中で、何で僕がここに選ばれたのだ? というか、こんな配属先、あっていいのか?」と自分の運命とかJICAとかをしばらく恨んでいたものでした。今は笑い話、いいネタですね。懐かしいです。


さてさて、盛り上がる新隊員の横で、僕はインターネットを利用して東京の5日間のホテルを予約しました。でも、帰国するという実感は全くなく、2ヵ月後には日本の大地に立っていることも全く想像できません。今はもっとカメルーンにいたいなと思います。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

月明かり(Le claire de la lune)

今日で停電が3日目。おとついにパラっと雨が降った時に停電し、それが続いています。実はそのパラっと降った時に強い風が吹いて、隣村の電信柱が倒れたそうです。どうやらよく倒れる柱だそうで、前回倒れた時は1ヶ月停電したそうな。今回はいつまで続くのかな?

さて、停電の時にいつも強く感じるのが月明かりの明るさ。今日は半月ぐらいでしたが、周りの草木もしっかり見えて、自分の影もしっかり出ます。懐中電灯とか無しに十分に歩けます。

tsukiakari1.jpg
こちらはある満月の日の夜。木の影などがくっきり見えます。

日本では田舎に行っても感じることは難しいであろう月明かり。停電は痛いけど、無電気の生活がもうちょっと続いてもいいかなとも思う、微妙な心境です。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

畑仕事2(Les travaux des champs 2)

今日は隣の家に住む奥さんの畑に行きました。彼女はマニオック(キャッサバ)、トウモロコシをメインに、植えています。販売用ではなく自家消費用。

hatake21.jpg

畑への出発前。3歳の子供も一緒。なぜかまるで北国に行くかのような格好。

hatake22.jpg

家から1.5kmぐらい。こちら彼女の畑。

今日、彼女はまだ植えていない場所を耕してマニオックとトウモロコシを植え、僕は雑草抜きの手伝いをしました。

hatake23.jpg

それにしても、農業は大変だなと思います。もちろん、肉体労働としても大変なのは当たり前ですが、灌漑施設がなく雨水に頼るだけで、害虫対策なども不十分な農業は先が見えない仕事です。いっぱいがんばっても、全く報われず何もならないこともあります。


農業は大切だと協力隊に来る前から思っていました。ここ何十年かで世界的に人口は爆発的に増えているにも関わらず、世界の農地面積は実はほとんど増えていないのです。日本では食料自給率が40%。食料が足りていません。そして単純に、農業がないと人間は生きていくことができません。

こういう意味で、農業はとても大切ですが、「農業が大切だ」と思いながらも農業の現場がどんなものか、都会育ちの僕は全く知りませんでした。


今、僕はカメルーンの農村で暮らしています。農業の現場を間近に見るし、農家の悩みなども聞くことができます。この経験はありがたいなと思います。

マクロ的な視点で考えて食料政策として農業は大切だけど、ミクロ的に見ると1人1人の農家にとって農業は生きる術で生活の一部。どちらの視点も大切だなと思います。

将来、途上国の農村開発に関わる仕事をしたいなと思っていますが、この両方の視点を大切にしながら、農家の人ががんばった分だけ報われるようにできたらなと思います。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 思ったこと・考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

畑仕事1(Les travaux des champs 1)

今日は一緒に活動しているグループの畑仕事の様子を見させてもらいました。

hatake11.jpg

こちら、ただの藪に見えますが畑だそうです。少し放っておくとすぐに雑草が育ち、こんなボーボーの藪になります。まずはこれをマチェット(Machette)と呼ばれるナタで刈ります。

hatake12.jpg

hatake13.jpg

このように刈れました。

hatake14.jpg

hatake15.jpg

hatake16.jpg

この日植えるのは大豆。棒とひもでちゃんと間隔を測ります。30cmと80cmだそうです。

hatake17.jpg

約1時間半、草を刈って、大豆を植えることができました。
それにしても、みんなでやると早いのは当然ですが、今日はおじさん・おばさんのグループだったものの、農家の人の力、体力はすごいなと思いました。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

暑い(Il fait chaud)

雨季に入ったのに、雨があまり降らず、気温の下がらない暑い日が続いています。

今日は夜でも室内の温度計が30度を超えています。いやぁ、たまらんです。

でも、聞いた話によると、ステップ気候のニジェールでは日中50度になるらしいのです。ろうそくが溶けるそうな。。。そして夜は暑すぎて家の中ではとても寝られず、外にベッドを出して、マットレスに水をぶっかけてびしょびしょにした上で寝るとか(それでも朝には乾いているそうな)、あるいは、キンカンを体に塗りたくって体をひんやりさせてから寝るとか、そんな過酷な話を聞いたことがあります。暑いと言っても室内で寝られるし、ろうそくが溶けない程度の暑さのカメルーンはやはり過ごしやすいんですね。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

歯医者(Le dentiste)

左上の奥歯の詰め物が取れたため、予約していた首都の歯医者に日帰りで行ってきました。JICA関係者の行きつけの歯医者で、中は清潔。日本レベルとまでは言わないけれど、「やばいんじゃないか、ここ…」というような不安はありません。

今日から担当してくれる歯医者さんはフィリピン人の女医さん。隊員仲間からは、「丁寧に慎重に治療してくれる。そして癒し系」と聞いていたけど、実際に雰囲気もよく安心できる感じです。

さっそく、歯を見てもらいました。すると、詰め物が取れた歯の中で虫歯が進行していたようで、だから詰め物が取れたとのこと。うーん、でもどこから虫歯菌が入り込んだのでしょうか。思えばこの歯、治療しては取れての繰り返しで確か3回目ぐらい。子供の時に治療してず〜っと取れない歯もあれば、こうして取れまくる歯もあって、うーん、よく分りませんね。

そして治療が始まったのですが、「Oh, Cari〜! Profond〜! Deep!(おお〜、虫歯〜、深い、深い〜!)」とフランス語と英語がごちゃまぜになりながら歯を治療してくれました(笑)。

でも先生の話だと虫歯が深く進行していたようで、もしかしたら神経に近いところまで行っている可能性もあるので、とりあえず1週間様子を見て今後の対策を考えましょう、とのことでした。

うーむ、意外に重症でした。しかし、僕は神経が鈍いのでしょうか。それとも痛みに強いのか。詰め物が取れる前から、なんか微妙な鈍い痛みはあったけど、それほど痛くないので放っておいてしまった結果、虫歯が中で進行してしまったようです。

歯、大事ですね。普段、問題ない時は何もないけど、悪くなるとすごく大変。これから気をつけます。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。