2010年01月31日

石けんとジャムのダブルセミナー(Le séminaire pour le savon et la confiture)

今日はンゴクサ村から6,7キロ離れたエボン村でのセミナー。

約束は9時だったので9時に到着すると、いるのはリーダー1人で、「よし、じゃあ今から石けんのためのオイルを買って来るよ。みんなにもセミナーが始まると知らせよう」とのこと。

まあまあ、カメルーンはこんなもの。序の口です。僕も驚きません。とりあえず、適当に1時間ほど時間をつぶし、10時に再び彼の家へ。

するとまだ彼1人。さすがに僕もちょっとあせりました。おいおい、セミナーの参加者はあんた1人か? まあでも待っていても仕方ないのでセミナーの準備に取り掛かると人がいつの間にか人が増えてきて、セミナーが始まると15人くらいにまで増えました。さすがカメルーンです。


真剣にメモを取る参加者。
wseminaire1.jpg


セミナーの様子。
wseminaire2.jpg

wseminaire3.jpg



今日のセミナーは半分成功で半分失敗。

まず石けんですが2回に分けたのです。材料をちょうど半分に分け、まず僕がやってみせて、次に参加者たちがするというもの。僕の分は成功したのですが、参加者たちがやった分がなぜかうまく混ざらず失敗。しかし、材料の配分は間違っていないし、手順も僕が見ていたから間違いはなかったのですが…。

石けんはかなりデリケートですね。少し不純物が混ざると余計な化学反応を起こしてしまいます。今日の村の水は少し茶色ににごっていて汚かったです。あと、温度とかにもかなり敏感。おそらく参加者たちがやった分の石けんは、苛性ソーダを溶かした水の温度がまだ高くて(苛性ソーダを水に溶かすと一気に90度くらいにまで水温が上昇します)、それを冷まし切らずにオイルを混ぜたことが失敗の原因だったかもしれません。

次のジャムは前の別の村のセミナーと同じくパパイヤ。これは成功。しかし参加者からは「甘すぎる」という声も。どうやら初めてジャムを口にしたらしいのです。他の参加者が「ジャムはこんなものだ」と言って納得していましたが、初めての人にとっては甘いらしいです。でもカメルーン人はお茶やコーヒーにたらふくに砂糖を入れて飲むくせに、ジャムは甘すぎるなんて。市販のジャムに比べてかなり甘さ控えめのジャムなんですけどね。

そして総合して、セミナーの時間が長すぎました。リーダーから1日で2つのことをやろうと言われ、さらに石けんを2回に分けたので、計3つのことをやったぐらいの時間がかかりました。全部で4時間ぐらいでしょうか。最後のジャムの時には参加者はだれていて、リーダーもお酒を飲んで酔っ払っていた始末。時間配分、ミスりました。

でもすごくいい村だし、人々はやる気がある。続けて活動したいと思いました。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月28日

疲れた時のプール(La piscine pour se remettre de la fatigue)

最近、ストレスがたまっている模様。
まず物理的には暑さ。夜は寝苦しいし、昼間は何もしていなくても汗が吹き出ます。
そして精神的に村の生活に疲れてきているのもあります。一緒に住んでいる憲兵のおじさんの方がいつも酔っ払っており、からんでくるのがうざかったり、近所のおばさんが「なんで私を彼女にしてくれないのか」とふざけて言ってきて僕が困っているのを見て楽しんでいたり。それにプラスして、写真の現像を頼まれたからしたのに、写真を見るだけ見て「後で払う」と言って払わなかったり、単発的に起こるからかいもあったりして、ちょっと今は村が嫌いになっています。

こういう時は村を脱出するに限ります。幸い今の村は首都のヤウンデに近く、村での次の約束は1月31日ということで、3日間は何もありません。
ということで先日行った首都のプールに行くことにしました。思いっきり泳ぎまくりました。2000mぐらいでしょうか。見事なストレス解消ですね。
ちなみに僕は元水泳部で、日本にいた時も週2くらいでジムに行っては泳いでいました。泳いでいると体の調子も良くなってくるような気がします。やはり運動はいいですね。

そしてまた気持ちを切り替えて、村でがんばっていきたいと思います。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

暑い(Chaleur)

乾季も半ばを過ぎて、最近暑さが増してきました。

今まではお風呂時に水を温めて水浴び(お湯浴び?)をしていました。そうしないと寒かったからです。でも最近は冷たい水で水浴びをします。そちらの方が気持ちいいし、お湯なんて浴びると汗が吹き出るからです。

食べ物や飲み物もそう。今までは昼間でも温かいお茶とか飲めたのに、今はとても飲めません。食べ物も温かいものを食べると汗が吹き出ます。

最近部屋でJICAに出す報告書を書くことが多いのですが、全然集中できません。。。

でもこの暑さでも、日本の真夏の暑さを思い出すとまだまだマシ。そして「この暑さじゃ何もできん」と言って木陰で休むカメルーンの人々。カメルーンは平和な国ですね。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

僕はケチ?(Je suis près de mes sous?)

最近、村の人が僕によくこう言ってきます。
「写真を撮って」と。

ちなみに僕はただでは写真をあげていません。実は前の任地ではただであげたことがありました。お世話になっている人たちだったのでプレゼントしたかったのです。しかしそれをあげた途端に、大人しかった村の人がどんどんと要求してきだしたのです。失敗したと思った瞬間でした。

だから今の任地では1枚250フラン(50円)をとっています。この値段は僕が首都の写真屋で払うお金と同額。写真を1枚現像するのに250フランかかるのです。僕が写真屋まで行く交通費ぐらいは損するけど、まあ村人のためならと思ってサービスの気持ちでやっています。

それでも相場(1枚500フラン)からすれば半額。最近では僕が村落開発普及員ということを忘れて「安い写真屋」ぐらいに思われているような感じです。
村で人に出くわすと「写真撮って」。
わざわざ家まで僕を訪ねて来て、何の用事かと思えば、「今度いつが暇? 写真を撮りに来てほしい」。
はたまた「今度、村の会議に来て欲しい。君のカメラが必要だ」、などなど。
お葬式や村のイベントに誘ってもらうこともあるけど、僕に参加して欲しいというよりかは、僕の持ってるカメラに来て欲しいという部分もあります。というかそれがほとんど。そのお葬式やイベントの写真が欲しいのです。

最近は何かこれに腹が立ってくるようになりました。
「僕はフォトグラフ(Photographe・写真家)ではない。アニマトゥール・ドゥ・ディヴェロップマン・コミュノテール(Animateur de Développement Communautaire・村落開発普及員)だ!」と言って写真を断ることもあります。

でも、こんな僕ってケチなのか?

もし僕が相場と同様500フランをとっていれば、儲けになるので多分喜んで撮りに行くでしょう。でもボランティアだし写真で金儲けなんてできません。
儲けるどころか少し僕が損するくらいで、それを承知でサービスとしてやっています。でも日本人だったら多少は遠慮すると思うんですけど、こちらの人々は「安いからあいつに頼め」と遠慮なしにドンドン要求が来るから腹が立つのかもしれません。

でも僕がもしこの村の住人で、たまたまデジカメを持っていて、首都に行く用事がある人間だったら…。現像料の250フランさえ払ってくれたら、村人のためにボランティアで何枚でも写真を撮ってやると思うのです。

それに今の僕の立場で考えても、写真を撮ることを理由に色んな人の家に行けるし、村のイベントにも誘ってもらえる。これは考えようによってはとてもありがたいことです。写真を撮る(しかも現像料はちゃんと払ってもらうので僕はほとんど損をしない)だけで、村の色んなことが知れます。

うーん、やっぱり僕はケチなんですかね。まだまだ心が狭いですね。人間としてもっともっと精進していきたいと思います。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 思ったこと・考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

最近よく切れる(Je perds patience ces derniers temps)

12月頃の記事で、僕は何かあっても冷静で喜怒哀楽を表に出さないので、「興奮して感情的になって、泣いたり怒ったりしてみたいものですが、そんな日は僕に訪れるのでしょうか?」と書きました。小学生の時は怒ってケンカもしたけど、大人になって自分の感情を抑えられるようになってからは怒りを外に表すことがありませんでした。しかし案外簡単に、ここ最近で2回も切れました。

1回目は首都のスーパーマーケットで。外資系のこのスーパーでは中に入る前にカバンなどをロッカーに預けるシステムになっています。万引き防止のためでしょう。そのためいつものように預けようとしたのですが、係りのおばさんは僕の荷物を受け取りません。しかし他の客の荷物はドンドン受け取ってロッカーに入れるのです。僕だけなぜか後回しにされます。腹が立つので中に入ってそのおばさんの横に自分の荷物を置いて「早く受け取ってくれ」と言いました。するとおばさんは「自分でロッカーに入れろ」と言います。さらに腹が立った僕は「入れるのはお前の仕事だろ!」と言いました。そしてもう一度正面に回って、そのおばさんの前に荷物を置きます。他の客はいません。しかし、おばさんは僕の荷物を受け取らずに無視します。ここでブチっときて「お前何やねん!ちゃんと働けや!」とつい日本語で怒鳴ってしまいました。荷物を受け取らないことに何か正当な理由があれば理解できます。僕のカバンが汚すぎて触りたくないとかね。しかし全く理由が見当たらないし、これは人種差別かもしれません。そう思った時にブチっときてしまいました。こういう理不尽なことは僕は大嫌いです。

そして昨日は村人のからかいに反発して切れました。エボン村での会議の帰り道、歩いているとおばさん4人組に出くわしました。僕はいつも一緒に行動しているマネージャーのよっちゃんと一緒でした。おばさんたちは少し酔っ払っているようで現地語で大声でわめいています。よっちゃんは僕に「写真を撮ってくれだって」と説明してくれます。

するとその中のおばさん1人が僕を思いっきりにらみながら大声で怒鳴りつけてきます。しかも僕が現地語を分からないと知っててわざと現地語で言ってきます。文句を言われる筋合いもないし、こういう仕打ちを受ける意味が分かりません。

僕は言いました。「意味が分からないのでフランス語でしゃべってくれ」と。
するとおばさんはさらに憎たらしく「フランス語だって? お前はフランス人か? えー!?」と怒鳴りつけてきました。
ここで僕の堪忍袋の緒が切れてしまい、「お前こそ誰やねん!この無礼者が!」と大声で怒鳴り返しました。僕は普段は声が小さいのですが、こんなでかい声が出るんだと思うぐらいの大声で、内心自分で驚くぐらいでした。あっ、ちなみに今回はフランス語でです。

さて、その後はぐだぐだと言い合いをして終わったのですが、なんで僕がこんな仕打ちを受けねばならないのでしょうか。基本カメルーン人はいい人なんですが、たまにこういう意味不明の輩がいます。僕が何か悪いことをして、その仕返しなら意味は分かりますが、理由のないこういうからかいは本当に意味が分からないし、スーパーのところでも書いたけど僕は理不尽なことが大嫌いなのです。僕が協力隊に来たのも理不尽なことが大嫌いだから。だって、生まれた場所によって貧富の差が決まっていて、その人の人生で得られるチャンスも限られているってムチャクチャ不公平で理不尽ですよね。まあ全て平等の共産主義がいいとも思わないけど、何とかちょっとでもその理不尽な貧富の差を解決したいなというのが貧困問題に興味を持った根底にあります。さて話はそれましたが、理不尽なことはどんなことであろうと本当に腹が立つので、今回の2件でもすぐに怒りが沸点に達したのでしょう。

しかしまあ、昨日のおばさんのようなしょーもないからかいに反発して怒鳴っている僕もしょーもない人間ですね。切れてしまった後は反省をする僕でした。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 思ったこと・考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

参加型開発(Développement Participatif)

今日はエボン村のリーダーを訪れました。彼はとても理解のある人で、僕に物や金を求めてくることもありません。

その彼が言いました。
「昔は上の人が決めて下の我々が従うトップダウン式の開発だった。これもいい面はあるけれど、例えばそれで村に機械が与えられたとしてもみんな大切にしない。
でも、例えばここにイスがある。けど壊れてしまった。何で壊れたのか? 材質が悪かったのか? 作り方が悪かったのか? 使い方が悪かったのか? みんなで相談する。そして作り方が悪かったと判断して、丈夫なイスを作れる機械を購入することを決める。しかもみんなでお金を出し合って。
そうやって自分たちで決めて、自分たちで購入した機械は、みんなで大切にする。これが参加型開発なんだ。」

いや、いいこと言いますね。しかも僕のようにテキストを読んで参加型開発を知っているふりをしているだけでなく、長年村落開発に関わってきた当事者の口から出た言葉だっただけに重みもあります。

彼の村で来週、石けんとジャム作りをすることが決まりました。少しでもその参加型開発に貢献できるように僕もがんばりたいです。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

形のない技術(Technique invisible)

前にこう書いた。

「僕は思うに、ボランティアは専門家ではない。ある程度の知識はあるものの、ある程度しかない。フランス語で『Coopération technique』(技術協力)という言葉をよく耳にする。ボランティアはお金とか物を運んでくる人ではなく、技術協力をする人なんですよと説明する時に使う言葉だ。しかし、職種や要請内容にもよるだろうが、特に村落開発普及員は技術協力ではないと思う。日本で研修は受けるものの、大半の村落開発普及員に専門技術も知識もないからだ」。
http://takeshi211.seesaa.net/article/129860571.html


でも今、任地変更をして状況が変わって、こう思う。

「村落開発普及員にも技術はある。それも形のない技術だ」と。


前の配属先では農業や畜産などの専門技術を求められた。だから「村落開発普及員に専門技術も知識もない」と書いた。そう思っていた。そんなものを求められても困ると。しかし、今の配属先ではそういう専門技術は求められない。これはまず、配属先のセアック(CEAC・Centre d'Education et d'Actions Communautaires・コミュニティー教育開発センター)の性格が大いに関係していると思う。

セアックは全国に110あり、僕の住む中央州には17ある。農村部に配置されており、地域住民にとっては最もアクセスしやすい農業開発省の末端組織である。しかし、農業とか畜産の専門技術を農民に伝える組織ではない。元々、農業開発省内では農業部局、畜産部局など様々に分かれており、その中の1つに地域コミュニティー開発部局(Développement Local et Communautaire)がある。セアックはこの部局の管轄であり、地域コミュニティー開発を専門としている。

では「地域コミュニティー開発」とは何か? これがミソである。しかし何となく分かったようで分からない。地域コミュニティー開発? 何だそれは? 何をするのか? 何でもするのか? 定義があいまいだ。そう、これはまるで協力隊の「村落開発普及員」のようである。

「きのこ」と聞けばきのこ栽培の技術を伝える隊員だと察しがつく。「空手」は空手の技術を伝えるのだろうし、「助産師」はお産に、「観光業」は観光に関わるのだろう。しかし村落開発普及員と聞いてもパッと活動が頭に浮かばない。イメージがぼやけている。なぜなら村落開発の中には農業、畜産、インフラ整備、保健、教育、環境、住民組織化、地域振興、等など、様々な分野があるからだ。井戸を掘っている隊員もいれば、米の普及に関わっている隊員、母子保健に携わっている隊員、識字教育を行っている隊員、大学でPCMを教えている隊員、観光業に携わっている隊員、環境問題に取り組んでいる隊員など、色んな村落開発普及員がいる。要請内容があいまいで何をしていいのか分からないところは困りものだが、何でも屋としてある程度自由に好きなことを活動できるというのはいいところでもある。

話は戻ってセアックだが、この組織でも自由に色んなことができる。農業開発省内の組織であり設置されている場所が農村部なため、関わる人たちは農民であるという制約はあるが、農民のためになれば何をしてもいい。しかし基本は農民がしたいことを後押しする。セアックが主導権を握って何かをするのではなく、農民が何かをしたいと思ったら彼らを後押しして、力をつけさせて、農民だけの力でそれを達成できるようにしていく。農民の活動を促進して活性化させるのがセアックの仕事である。
これはやはり村落開発普及員に似ている。村落開発普及員は「村落開発」を「普及」させるのである。普及とはつまり、促進して活性化させることに他ならない。

さて、ここに村落開発普及員の技術が求められる。彼・彼女らに求められる技術は「石けんの作り方」や「ジャムの作り方」などという具体的な技術ではなく、それをいかに普及させるか、農民の活動をいかに促進して活性化させるか、という技術である。人に働きかけて人を動かしたり、交渉したり、農民のコミュニティーの中に入っていい風を起こしたり。積極性や行動力、影響力とも関係してくるであろう人を動かすというこの技術は目に見えないし、テストでも測れないものである。しかし、村落開発普及員に必要な技術はこれだと思う。

村落開発普及員や青少年活動は、特別な技術がなくても応募できる職種としてある意味人気が高い。いつも倍率は数倍である。それ以外の職種は何か専門的な技術や経験が必要であるので、僕のように特に何も持っていない人間が協力隊に行きたかったら、村落開発普及員か青少年活動ぐらいしか選択肢がない。

しかし、じゃあ誰でも行けるのかというとそうでもない。試験や面接で「この人間はどれだけ人を動かして村落開発を普及できるのか」という目に見えない技術を見ているのだろう。というか、他にアピールできる資格や技術・経験がないのだから、もうそれだけをじっくりと見られていると言えよう。僕が2度落ちたのもそこが足りなかったのだろう。3度目で受かったのは不思議だが、「そんなに行きたいのなら行かせてみよう。何かやるかもしれない」という期待を込めてだったのかもしれない。なにせ、2度目と3度目の履歴書の内容も自分の能力もほとんど同じで、ただ歳を2年食っただけだったからである。

さてしかしこう考えると、他の職種にもこの「人を動かす技術」は大いに大切である。職種によっては専門的すぎて応募人数が要請人数に満たない場合がある。つまり10の要請があるのに応募は5人だけという状況だ。これであれば、5人全員を採用しても良さそうだが、受かるのはせいぜい2人ぐらいだ。試験や面接の裏事情は知らないが、察するに「人を動かす技術」を見ているのかもしれない。ただ単に技術的な面で条件をクリアしていても、「その人がどれだけその活動を普及できるか」を見ているのだろう。

前に、風を例えに使って記事を書いた。ボランティアが活動地域に入って、そこでいい風を吹かす隊員もいれば、逆風を吹かせる人もいるだろうし、無風の人もいるだろう、という記事だ。
http://takeshi211.seesaa.net/article/141150596.html
「どれだけいい風を吹かせられるか」。目には見えない形のない技術だが、村落開発普及員のみならず全隊員にとって大切な技術であろう。

いや、これは隊員のレベルを超えているかもしれない。日本社会でも同じだろう。同じ実力の者が入社試験に来た。でも採用枠は1人。この時に判断するのがそういう技術ではなかろうか。言い方を変えれば見どころとも言えるだろう。「こいつは何かやってくれるかもしれない」と思える方を採用するだろう。

そしてこの技術は勉強して試験でパスして得られるものではない。日本での訓練中にJICAの上の方が来て「協力隊は途上国への技術援助でもあるけれど、今後の日本の発展のために青年層を育てる意味合いもある」とおっしゃっていた。自分がどれだけ成長できたかは分からないが、2年間のこの機会を与えてくれたことに本当に感謝である。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 思ったこと・考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

少年サッカー(Football des jeunes)

今日は村の小学校でサッカーの試合がありました。

ンゴクサ小学校 vs. どこかの小学校

サッカーの試合の様子。
soccer1.jpg


線審は木の枝です。
soccer2.jpg


2月11日は日本では建国記念日ですが、ここカメルーンでは青年の日で国民の祝日になります。その日に郡の決勝大会をするということで、それに向けての予選の試合みたいです。

試合は残念ながら0-1でンゴクサ小学校が負けました。
でもさすがカメルーンでは国民的スポーツのサッカー。子供でもかなりうまくて、見ていて面白かったです。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

1人プール(Je suis seul à la piscine)

pool.JPG

12日にジャム作り。14日に会議。レポート作りもかなり疲れたので、今日はゆっくり羽をのばしました。

訪れたのはスポーツクラブのプール。しかも今日は平日だったためかなんとプールを僕1人で独り占め!! 約3時間、のんびりのびのびと泳ぎました〜!
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

中央州のCEACの定例会議(Réunion de coordination annuelle des chefs section Développement Local Communautaire et Directeurs de CEAC de la région du Centre)

今日は配属先であるCEAC(Centre d’Education et d’Actions Communautaires)の中央州の定例会議が首都のヤウンデで行われました。

実はこれの参加を知らされたのが3日前の11日。そして中央州の代表であるマダム・タタさんが「あなたの活動報告もしてね」と言ったから大忙し!

郡長への提出用に書き始めていた活動報告書を、睡眠時間を削ってなんとか仕上げました。

そして今日、会議へ。僕と、1週間前にカメルーンに来たばかりの新しいボランティアであるKさん(彼女も中央州のとあるCEACに配属予定)の2人で行きました。会議には中央州の各CEACの代表だけでなく、県レベルでコミュニティ開発を担当しているシェフまで来ていて、かなり大きな会議な様子。


ここで、僕の配属先のCEACの農業開発省内での位置関係を少し説明したいと思います。

receac2.JPG
この紙をご覧ください。これはKさんの配属先のディレクターが書いてくれた図。字は汚いけどこれがとても分かりやすい!
上の灰色で引いた線がMINADER(Ministère de l’Agriculture et Développement Rurale)。つまり農業開発省。赤いひらがなで書いた「しょう」は省という意味。まずは国全体を見ている省レベル。次は「しゅう」州レベル。次は「けん」県レベル。そして「ぐん」郡レベルとなります。これが国の縦のつながりです。
農業開発省の中には、農業部とか畜産部とか色々あるのですが、その中の1つがコミュニティ開発部。そしてこのコミュニティ開発部の縦のつながりが州・県・郡とのびています。青・緑・ピンクという感じです。そしてそのピンクで囲んだ郡レベルの機関がCEACで、僕ら隊員が直接配属されているのはここです。
今日の会議は、各県や各郡でコミュニティ開発を担当している代表者(緑とピンク)を、コミュニティ開発部の州の代表であるマダム・タタさん(青)が集めてのものでした。しかも会議の終わりには、黄色で二重線をした省レベルのコミュニティ開発部の代表と、中央州の農業開発省の代表も訪れました。今日はこんな会議でした。

receac1.JPG
こちら会議の雰囲気。

さて、会議は10時から始まる予定だったのですが、始まったのは13時。このあたりはさすがのカメルーンです。村の会議でも県レベルの会議でも時間にルーズは同じ。というか、村の会議の方がもう少しましな気がします。遅刻するのはたいてい偉い人。さきにCEACの代表者たちが集まり、次に各県の代表者たちが集まり、最後に中央州のマダム・タタさんが来ました。

会議が始まるまでの時間、僕とKさんは各CEACの代表とあいさつをして色々と話しました。みんなすごくいい人たちなんです。CEACの代表の中には日本に研修で行った人もいました。そしてKさんの配属先の代表に色々と教えてもらったのもこの時です。

そして会議が始まりました。まず、僕らが初参加ということで全員の自己紹介をして、そして各県の代表がそこの担当CEACの分も合わせて活動報告を行いました。しかもこれがかなりテキパキ。報告は1人5分と決めてさっささっさと進みます。そして全員の報告が終わったあと、マダム・タタさんが「たけしの報告を聞きましょう」と言って僕が活動報告することになりました。

いやぁ、正直めちゃくちゃ緊張しました。昨年10月にJICAで活動の中間報告があったけど、その時のギャラリーは4人。今日は約30人。やりごたえも十分。

そしてその後、上に書いた農業開発省のお偉いさん2人が来ました。彼の言うことがまたとてもいい! JICAとの協力のことについて触れて、「CEACだけでなくトンガとかオンベサとかにも隊員は入っている。彼らと意見交換して、我々も学べるし、彼らも学ぶ。こうしてカメルーンは視野を広げていき、彼らもアフリカのカメルーンのことを学んで帰ってくれるだろう。このような異文化交流が今後の発展につながって行くんですよ」とのこと。

いやぁ、なかなかにいい会議でした。
posted by まっつん at 21:00| Comment(0) | 協力隊 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。