2009年03月31日

オンボロの車にて(Avec une voiture qui est presque cassée)

今日は任地に帰る予定の日。今朝、同じく今日任地に帰る予定だった先輩村落隊員のKさんが僕の任地に遊びに来てくれることになりました。

さて、首都から中継地点の町(Bafia、バフィア)までは長距離バスで移動するのですが、その後の任地までの道のりはバイクタクシーか車かを選ぶことになります。バイクは、値段は車に比べて少し割高ですが、車より快適にスムーズに帰れます。しかし今回は車という選択肢にしました。JICAよりバイクのヘルメットを貸与されていないKさんはバイクに乗れないのです。

さて、なぜバイクの方が車より快適でスムーズなのか。
まずスムーズさ。車は、人が定員に達しないと出発しません。これはカメルーンの長距離バスのシステムと同じ。日本のように出発時間が何時って決まっていません。だから運がいい時はすぐに出るけど、長時間待つことも多いです。

さらに、ちょっと進んだところにある川越えの時。バイクの場合、そこでバイクを降りて、小船で川を渡り、対岸にいる別のバイクに乗り換えます。小船はすぐに出てくれます。一方の車の場合は、車を運ぶ用の大きな渡し舟に乗る必要があります。でもこれが1台しかなく両岸を行ったり来たりしています。さらにこの渡し舟もバスのように定員制なので車が何台かたまらないと出発しません。運が悪いと2時間待ちとかもあり、だからスムーズさでは圧倒的にバイクです。

次に快適さ。バイクは後ろに1人で乗るのが基本。ゆったり乗れるけどずっとつかまってなくてはならないのでそれほど快適でもない。でも車はさらにきつい。なぜなら車の定員は、前2人、後ろ4人、運転手を合わせて計7人乗るのが基本だからです。ぎゅうぎゅうです。しかもオンボロの車が多い。というかそればっかり。よく動くなぁと感心します。日本車なので、日本の技術はすごいと思う反面、もうちょっと壊れやすい車を作ってもいいんじゃないかと思いました(笑)。廃車にしてあげないとかわいそうな車ばかりです。

あんまり写真じゃわからないけど、ボロボロの車たちです。
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さて、今回乗ったのもそんな車の1台。しかも今回は後ろ5人、前に3人(運転手を含めると前は4人)、そして子連れのお母さんが多かったので子供を含めると計13人! トヨタのカリーナUという普通の乗用車にこの人数。すごい。しかも壊れかけのこの車は排気ガスが社内に充満して息苦しい。

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そして案の定、途中で故障。右前のタイヤが動かなくなりました。しかしタイヤを外してどこかをチューブでしばると動くようになり、また走り出しました。恐るべしトヨタ、そしてカメルーン人。なかなかありえない体験でした。

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2009年03月29日

ケニア研修報告会(Atelier de stage au Kenya)

先日、1週間のケニア研修に参加しました。そして今日はその報告会をJICA事務所で行いました。趣旨は、研修に参加していない他の隊員への情報共有。というのも、今回のケニア研修の対象は村落開発普及員が中心だったけど、PCM(Project Cycle Management)の内容に関しては村落開発普及員だけでなく他の職種に隊員にも有効だし、というか隊員だけでなくあらゆる人に応用が利く考え方だと思います。例えば、「太っているからやせたい」と思っている人がいるとします。そしたらまず、PCMの問題分析で太っていることの原因を探ります。次に「太っている」という問題を「やせている」という目的に置き換えて、その目的達成のための手段を分析します。さらに進んでそれをPDM(Project Design Matrix)という計画書におとすと、見事にやせるためのプロジェクトが完成します。あとはそれに従って実行するだけ。そんな感じで、村落開発のプロジェクトや仕事だけでなく、あらゆる人のあらゆる問題に応用の利く考え方でしょう。

ということで、カメルーンの他の隊員(小学校教諭の隊員など)へ向けて報告会を行いました。ちなみにそこでPCMの例として紹介したのは僕が実際に研修の最終日に作成したプロジェクト。その名も「アイ・シー・ネット就職計画」。そう、この会社はケニア研修の実施・運営を行った大手の開発コンサルタント会社です。ここに就職できる人材ということは、国際協力の分野で実力がある人材ということになりますが、今の僕では無理。じゃあどうすれば実力のある人材となれるかということを分析してプロジェクトにしました。

このプロジェクト実施に向けては色々な活動があるのですが、その中の1つが自分の協力隊の活動を充実させること。そしてそれを測る指標として考え出したのがこのブログのアクセス数。活動が充実していたらいい記事が書ける。いい記事を書くと訪問者が増える。こういう具合です。ということでこのブログに早速アクセス解析をつけました。ページ左上に一瞬現れるハムスターがアクセス解析してくれています。ネット環境の問題があるので定期的な更新は無理ですが、内容が充実するようがんばります。

さて、この日の夜はカメルーンの初代隊員で、大使館の草の根支援事業の職員としてカメルーンに戻ってきたTさんの歓迎会が近くの中華レストランでありました。またここで会えるとは思っていなかったので嬉しい再会でした。
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2009年03月27日

去る人、来る人(Quitté et venu)

先週、19-1次隊の現職教員の2人が任期満了で帰国。そして今日はJICA所長の最終勤務日。3年の任期を終えられて、次は同じアフリカのベナンの所長として赴任されます。協力隊の任期は2年、JICA職員さんの契約も2年前後、大使館員さんたちも2年前後で異動。カメルーンに来て出会いと別れが繰り返しています。

さて、出会いと言えば、20-4次隊としてS君(村落開発普及員)が昨日カメルーンに赴任しました。今回の4次隊は1人。同じ職種でもあるし、年も近い。仲良くやっていければと思います。
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2009年03月26日

カヌーで上京(à la capitale par canoë)

いつも村への行き帰りに川を渡ります。こんな川です。

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川を渡る手段は2種類。1つが上の写真のトラックが乗っている大きめの渡し舟。渡し舟は基本的に車を運ぶためのもので、川岸に車が何台かたまった時に動きます。たまたま川岸に着いた時に出発する寸前なら乗るのですが、タイミングが悪ければ1時間2時間待ちもざらなので、たいていの場合は下の写真のようなモーター付きの小船に乗ります。

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しかし、今日首都のヤウンデに上がる時に乗ったのは第3の交通手段。
それがなんと「カヌー」。
そう、手漕ぎの丸太舟です。なぜこれがいきなり出てきたのかは知らないけれど、これは楽しかったです! 時間はいつもよりもかかるけど、ゆったりしていて、優雅で、ただの上京が一気に観光気分。思わず写真も撮ってしまいました。

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それにしても、今日は本当に天気が良かったです。川まで辿り着くまではジャングルを切り開いた土の道を1時間バイクに乗るのですが、いつもは苦痛なこの道も、後ろの空にジャングルの木々が映えて本当にきれい。最初は電気も何もなくて不便で嫌いな任地だったけど、今はこんな自然の真ん中に住まわせてもらって本当に感謝しています。


最後はだいぶ前に撮ったこの川の写真。朝焼けで幻想的に見えてとても美しかったです。

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2009年03月22日

大阪の地域情報誌(Article pour JICA Osaka)

先月の話。JICA大阪より、地域の情報誌「シティライフ」への原稿を依頼されたので書きました。ただ、大阪出身の隊員の数も多いし、僕の記事が載る確率は低いだろうなぁと思っています。でもせっかく書いたし、そのままボツも残念なのでここで紹介してしまいます。

テーマ「海の向こうの素敵な人たち」

幹線道路から分かれて土の道を2時間ほど進むとあるニヤディンギ村。電気も水道もなく、料理は薪、トイレは藪の中、家は土壁。生活環境は厳しいけれど、家畜のヤギや豚が自然に放牧されていて、近くの山もきれいに映えるとてものどかな村。そして人々ものどかで、僕が訪れるといつも笑顔で暖かく迎えてくれる、そんな村。
村の人たちはほとんどが農業に従事している。キャッサバやトウモロコシ、カカオが主な栽培品目。早朝から夕方まで、みんな一生懸命働いている。
村には女性グループが1つある。17人の主婦が集まって共同でキャッサバを栽培している。月曜日にみんなで農作業をして、日曜日はみんなでダンス! 真面目で陽気な彼女たちは、決して楽ではない日々の生活にも弱音を吐かず、前向きに向かい合っている。そして村の発展を目指して地道にコツコツと活動している。
貧困問題解決のために日本からも多くの国際協力が行われているが、なかなか一朝一夕に進まない現状もある。そんな中、彼女たちのように日々たゆまぬ努力を続けている人たちもいる。このような小さな活動が積み重なっていくことが、貧困問題の解決にとって大切なのではないだろうか。

写真1 村の女性グループ。共同の畑にて。
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写真2 収穫したカカオを乾かしているところ。
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写真3 日曜日のダンスは余暇の少ない村の楽しみの1つでもある。
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2009年03月20日

最近の活動(Mon activité récente)

配属先とはすれ違いも色々とあったものの、最近は人間関係良好で、仕事も一応始まり出しました。

すれ違いの原因は単純にお互いの思い違い。僕は地域の住民グループの活性化が自分の活動だと思っていたので、最初は地域の村にばかり訪れていたけど、配属先は「なんで村にばっかりに行くんだ。僕らと働いてくれよ」っていう感じ。分かりやすく小学校隊員の例で考えると、小学校の先生は教育省の各県事務所に配属されて、その地域の小学校で活動するのだけど、各県事務所が「小学校になんか行かないで、県事務所で働いてよ」と言われたという感じです。
最初は自分も状況が理解できなかったのだけど、よくよく事情が分かってくると、配属先がそう言うのも理解できてきました。そう、配属先は地域のために活動したいという希望はあるのだけど、できたばかりの団体なので資金的にも技術的にもまだまだそれができる段階に達していません。自分たちもそれを認めていて、「将来的には自分たちが地域の村で活動したいから、そのために村落開発のことを色々と教えてくれ」とも言われています。

ということで、今は配属先の人たちと働いています。何をしているのかというと、今回のケニア研修で学んだPCMの手法を使いながら配属先の人たちの日々の活動を分析して、活動の計画を立てています。これを一緒にすることでPCMの手法を配属先の人たちに覚えてもらうことも目的の一つです。
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2009年03月14日

研修終了〜最後のご褒美(Finir le stage〜Prix à la fin)

充実の研修も今日が最終日。
社会調査法からPCMまで、本当にすごく詳しく学ぶことができて、今後の活動にもそうだし、一つの物の考え方として今後の人生にも活かせるんじゃないかと思いました。そして20名の隊員同士ですごく真剣に議論したし、各国の活動の状況とかも情報交換ができて、すごく刺激になりました。ここでの新たな人との出会いにも感謝です。

研修後、最後のご褒美としてみんなでサファリパークに行きました。ケニアに来て、動物も見られずに帰るというのも寂しかったので、これはとても嬉しかったです。ライオンやシマウマ、バッファロー、ヌー、キリンやダチョウも見られて、そして大サバンナの壮大な景色に感動しました。

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さらにもう一つのご褒美は打ち上げの日本食レストラン「みその」。韓国人がオーナーのこの店。むちゃくちゃおいしくて、日本で店を出しても十分通用するぐらいのレベルでした!
寿司にうどんにラーメンに鉄板焼。最後のデザートは小豆のアイス。もう超感動! 大満喫で、これであと半年ぐらいはがんばれるぞっていう感じです。


技術的にも心的にも色々と得られた充実の研修でした。任期も気付けば残り1年と3ヶ月。この研修で得たものをこれからの活動に活かして、カメルーンでがんばりたいと思います。
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2009年03月13日

ナイロビでの夕食(Dîner de Nairobi)

毎日、ホテルで朝食と昼食は出るのですが、夜までは当然出ません。そこで、晩ご飯は外に食べに行っています。しかしまたナイロビはレストランもかなり充実! 毎晩ケニア隊員などに連れて行ってもらいながら食べ物も満喫しています。

研修初日は日本食。その後は中華→ケニア→エチオピア→ケニア→韓国という感じです。明日の最終日は日本食で打ち上げの予定。カメルーンでは食べられないので超貴重です。

こちらはエチオピア料理。

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こちらはケニア料理です。

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おいしい食はやっぱりいいですね。
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2009年03月12日

つかの間のお買い物(Un peu d'achat)

今日は昼休みを使って、歩いて15分のショッピングセンターへ買い物に行きました。ここまでお土産とかが全然買えていなかったのです。昼休みは1時間なので、ダッシュ5分でセンターへ。時間をめいいっぱい使って買い物を楽しみました。

ショッピングセンターはこんな感じ。きれいさはまるで日本!
ていうか日本も顔負け。ここだけ見るとケニアは本当に先進国ですね。

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買い物のあとはまたダッシュでホテルに戻って、休み時間残り5分で昼ご飯を流し込み、無事に午後の研修を迎えました。
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2009年03月11日

ナイロビの街(Ville de Nairobi)

今日はナイロビの街を紹介します。
とは言っても、非常に治安が悪いらしく、ケニア隊員でさえも日が落ちてからの移動はほんの100mでもタクシーを利用しているようです。そして朝〜夕方は研修で外に出られないので、昼休みに少し外に出た時と、研修のあとの夕方に外出した時しかナイロビの街を歩きませんでした。だからほんの少しだけ紹介します。

まずはホテル周辺の様子。
ナイロビでは比較的治安が良くて高級な地区なようです。そしてナイロビ全体に言えることですが道の舗装が日本レベル! カメルーンは首都でもコンクリが崩れて道がボコボコなので、ケニアのインフラ力はすごいなと思いました。

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そしてこちらはケニアの庶民的なマーケット。
高級地区とは違う雰囲気で、10分ぐらいの滞在だったけど、ケニアの一般的な雰囲気が感じられて嬉しかったです。やっぱり都心部よりもこういうところの方が興味深いです。

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